『いくたびも夢の途中で』
2011-05-11(Wed)
いくたびも夢の途中で (ハーレクイン・イマージュ) (2011/04) ベティ・ニールズ 商品詳細を見る |
ベティの新刊出ましたベティの作品ってなんか良いんですよね。あの淡々とした感じとかが。確かにヒーローの気持ちが表現されていないから、ヒロインの窮地を救うときや愛情抜きの結婚(私の読んだベティ作品は必ずそうなの)を申し込むときなんか、読んでてどうなのなんて思っちゃうけど。
まぁ最近はそんなふうに思うこともなく、今回のヒーローはどの辺からヒロインの事を好きになっちゃったのかななんて思いながら読んでます。
で、今回は読むタイミングを間違えてしまいました。
私がベティ作品を読むときって、その前にドロドロな恋愛だったりヒロインがとんでもなく不幸な目にあったり、要するにハッピーエンドなのに読後感がずっしり重いわ~なんてときにベティ作品を選ぶわけです。以前読んだものの再読なんですけど。
重い雰囲気があの淡々とした作品で緩和されていくというか、癒されるというか・・・。
今回は、『わーい、ベティの新刊出たぁ』即購入『どうしよう、あれもこれもそれも読みたいし・・・とりあえず新刊のベティから』で、読み始める。
前の本はそこまで読後感ズッシリでもなかったし読んでから間あいちゃったりもしてたんで、なんかノリきれなかったナ。
それでもベティ作品は随時チェックして購入しちゃうんですけど。
さて、今回の作品はいつものベティヒーローとちょっと違って、嫉妬心がチラホラ見えて新鮮です
というのもヒーロー同僚のせい。艶やかな赤毛と緑の瞳を持つ美貌のヒロインをその同僚が気に入ってプロポーズしようとしたせい。でもネタバレですけど昔の恋人を今でも忘れられないヒーロー同僚がヒロインに惹かれたわけは、今でも愛しているその元恋人にそっくりな赤毛だったから。
後半その元恋人も現れて、ヒロインが仲を取り持とうと画策していたときにヒーロー嫉妬しまくり。もちろん感情が文中に書かれているわけではないけど、ヒーローの行動を読んでると嫉妬心メラメラっていうのがすごく伝わってきます。
最後の告白タイムも良かったです。お城の展示場でお互いの気持ちを確認し合って熱い抱擁をしているときにそれを目撃した係りのご婦人がもう一人の同僚と交わしている会話もホノボノとして良かったです。
読むタイミングさえ間違えなければ
今度はドロドロ系の小説の後に再読してみたいと思います。
お気に入り度★★★ (電子書籍)
<あらすじ>
あなたとは結婚しないわ」プルーデンスは婚約者のトニーに、いきなり言った。もう限界だった。新婚の妹夫婦が招いてくれたホームパーティなのに、彼は終わりかけたころに現れて、忙しいからとすぐに帰ろうとする。婚約して四年、仕事にかこつけて結婚さえこの調子で待たされてきた。そんな彼女の悩みを聞き、自分の下で働かないかと勧めてくれたのが、妹の夫の友人で、パーティに来ていたベネディクトだった。でも、彼はオランダから来た医師。そばで働くには、プルーデンスが彼の自宅に住み込まなければならない。婚約者との関係に思い切って決着をつけられたものの、彼女はイギリスから見知らぬ外国へ行くことへの不安を覚えていた。
■懐かしくも優しいロマンスの世界を、今もなお読者に伝えてくれるベティ・ニールズ。今回は、長い旅のはてにたどりついた中世の城、ウォリック城でのヒーローの告白が感動を呼びます。ご期待ください。
あなたとは結婚しないわ」プルーデンスは婚約者のトニーに、いきなり言った。もう限界だった。新婚の妹夫婦が招いてくれたホームパーティなのに、彼は終わりかけたころに現れて、忙しいからとすぐに帰ろうとする。婚約して四年、仕事にかこつけて結婚さえこの調子で待たされてきた。そんな彼女の悩みを聞き、自分の下で働かないかと勧めてくれたのが、妹の夫の友人で、パーティに来ていたベネディクトだった。でも、彼はオランダから来た医師。そばで働くには、プルーデンスが彼の自宅に住み込まなければならない。婚約者との関係に思い切って決着をつけられたものの、彼女はイギリスから見知らぬ外国へ行くことへの不安を覚えていた。
■懐かしくも優しいロマンスの世界を、今もなお読者に伝えてくれるベティ・ニールズ。今回は、長い旅のはてにたどりついた中世の城、ウォリック城でのヒーローの告白が感動を呼びます。ご期待ください。
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